2008.6.25〜26   秋田 玉川温泉・乳頭温泉

秋田県の秘湯(もはやメジャーな気もするが…)に行って来ました。
岩盤浴で軽く被爆し、温泉で皮膚や歯が溶け…。
半端じゃない温泉でした。

早朝から家を出て羽田に向かい、羽田空港から秋田空港に到着。
なまはげが歓迎してくれた。
スギッチにはあまり歓迎されたくないけど。
(´・ω・`)ある意味、敵だからね。
が、しかし、このあと何時間も杉を見るハメになるとは…。
ホント、花粉の時期に行かなくてよかった。
← これは道の駅協和で食べた黒豆ソフト。
炒った黒豆が入ってるらしくて、小さい黒い粒が見えた。
だから、コーヒーっぽい味だった。
玉川温泉
秋田空港から車で約3時間。
その間、ずっと周囲は杉山ばかり。
いいかげん飽きてきた頃、やっと玉川温泉に着いた。
噴煙がそこらじゅうからモウモウと。
漂う硫黄臭。
いろんな所からシューシューと音がする。
通路の横に流れてる川の近くによって見ると…。
周辺や底が硫黄色に染まってる。
煙でよく見えないけど、沸騰してるようにボコンボコンと泡立ってる。
通路には人がたくさん寝てた。
上の方に辿り着くと、更に人がたくさん寝ていた。

雨除けが出来るテントの中はもう人がいっぱいで入れなかった。
というか、入るべきじゃない。
だって、もう寝たきり状態のような病人ばかりだったから。
病を治すために本気の人達。
ここは放射線が出てるんで、癌に効くといわれてる。
実際に癌が治るかどうかは眉唾だけど、もう他に手がない人達が
「もしかしたら」という思いで来てるみたい。
ということで、ウロウロしながら地面が温かい場所を探す。
立ち入り禁止の立て看板がたくさんある。
これ以上行ったら命の保証は無いってことかぁ?
でも、この看板のそばなら1番温かいのかも?
ここが限界地点らしい。
よし、ここにしよう。
水どうの「ここをキャンプ地とする!」じゃないけど、
ここを岩盤浴地とする!
ゴザを敷いて、寝転んだ。
おおー。地面が温かい。
そして漂う硫黄臭。
これが本当の岩盤浴なんだなぁ。
上の写真の右端にある穴の拡大写真。
見事な硫黄色と硫黄臭。
写真では見えないけど、穴からシューシューと煙が出てる。
それがまた熱い熱い。
手を近づけたら火傷しそうになった。
1時間ほど岩盤浴をしてから、雨が降ってきたので温泉の方に移動。
この温泉がまた凄かったー。 あそこまで強烈な温泉は初めてだった。
目に少し入っちゃって、物凄い激痛。 真水ですすいでも、しばらく目が開けられなかった。
かさぶたや湿疹の部分の皮膚が全て溶けてなくなり、その部分にポッカリと穴があいた。体中が穴だらけ。
源泉を10倍に希釈して飲んだ。 「必ず薄めること・歯が溶けないように必ず口をすすぐこと」と注意書きがある。
そのあとよく口をすすいだつもりだったけど、あとから歯が変な感じがした。上の歯と下の歯がくっつくような感じ…。エナメル質が少し溶けちゃったらしい。
恐ろしい温泉だ…。
ちなみに、ドコモはアンテナ2〜3本立ってた。ソフトバンクは圏外。auはアンテナ1本立ったり消えたり。


乳頭温泉 妙乃湯
玉川温泉をあとにして、1時間半ほどで乳頭温泉に着いた。
宿は妙乃湯

山の中の渓流脇にあった。
川の石は酸化して茶色くなってる。
部屋からは川や滝がよく見えた。
キレイだけど、成分的に魚は住めないだろうな…。
天地自在掛け軸。
3Dゲームのような言葉だな。
テレビは、NHKの他に、民放がたった3局…。
('A` ) ありえん。
旅行するぶんには問題ないけど、住むとなればつまらないなぁ。
BSとCS必須だな。
てか、ここでも「出没!アド街ック天国」がやってた。
都内の、しかもマニアックな情報を秋田で流して視聴率が取れるのか? 海外の旅番組を見てるようなもんか?
部屋は1人では広め。
動線作るため、テレビやテーブルの配置を変えてしまったw
最初はテーブルが真ん中にあって掛け軸に向きに座椅子。
テレビも最初は掛け軸の左側にあった。
でも、窓の外を眺められるようにした。
← 朝の写真。
新緑が朝日に照らされてキレイだった。
食事はかなり立派なもんだった。写真を撮ってないけど、夕食だけじゃなく朝食も豪華だった。
ここの温泉は2種類の泉質があって、それぞれ良い泉質だったけど、玉川温泉のあとではインパクトが薄くなってしまった…。
金の湯ってのが不透明な茶色で、銀の湯ってのが透明な温泉。 湯船がたくさんあって、混浴も楽しかった。
オジサンが先に入ってたんで、「失礼しまーす」と入ってくと、ギョッとしてた。 そんな露骨にビビらなくてもいいじゃんとw
気まずかったんで、あたしから話しかけた。
そのあとはいろいろ喋ってくれたけど、オジサンの視線は終始あたしじゃなく遠くを見てた。


乳頭温泉 鶴の湯
妙乃湯をチェックアウトしてから、車で20分ぐらいの鶴の湯へ。
ここは温泉情緒を守るためにわざと古いままにしてある。
山道は途中から狭くなり、舗装もしてない。
秘湯感を残すためにわざと舗装しないらしい。
敷地が広く、いろんな温泉が各小屋に別れているんで、ちょっとした集落。
周囲360度、全部が山。
宿泊部屋が長屋状に並んでる。
古いままの造りなんで、木の窓枠で網戸なんてない。
温泉小屋が点在し、真ん中に小川が流れ、水車があったり。
こりゃもうタイムスリップ。
小さな売店の前には休憩所が。
年配ばかりだと思ってたけど、1人だけ若いお兄さんがいた。
混浴でも会ったけど、視線を逸らされまくりだった…。
ここの温泉は泉質が数種類と豊富だった。 露天風呂は底が砂利で、プクプクと源泉が噴出してた。
混浴もあって、向かう途中はオジサン達の声がしてにぎやかだった。
しかし、あたしが入って行ったらシーンとしちまった。 ('A` )そんなにあたしが邪魔だったのかい?
しかし、どこの混浴に入っても女性がいないなぁ。なんでかなぁ。
混浴に女が入っちゃいけないのかっ?! まぁ、迷惑がられても入るけどさ。 ( ´ー`)せっかくの混浴、あたしは遠慮しないわよ。



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